技術書典などの技術系同人誌即売会で頒布形態の1つとしてメジャーになってきた電子書籍用ダウンロードカードの作り方について解説します。イベントでの頒布時に紙媒体のおまけとして付けたり、別売りで販売したりと何かと便利です。
目次
1.電子書籍ファイルをパスワード付きZipにする
書籍の電子版ファイルをパスワード付きZipファイルに圧縮します。
ソフトはパスワード付き圧縮ができるものならなんでもいいのですが、ここではフリーソフトの 7-Zip を使って進めていきます。
ファイル名を決めて『暗号化』の項のパスワードを入力して『OK』をクリック。
これで電子書籍をパスワード付きのZipファイルにすることができました。パスワードはあとでダウンロードカードに記載するので控えておきましょう。
2.ZIPファイルをBOOTHにアップロード
BOOTHに【ダウンロードカード版】として価格0円で商品を登録します。
サークル管理ページから『商品管理』をクリック。
商品は頒布開始まで『下書き』状態でも構いません。
【ダウンロードカード版】ページのURLを取得することが目的です。
こちらもダウンロードカードに記載するので控えておきましょう。
3.URLのQRコードを作成する
URLをQRコード形式でも載せたい方は作成しておきましょう。
『URL QRコード』などで検索すればブラウザ上でURLからQRコードを作成してくれるサービスがヒットします。ここでは『QRのススメ』様を使わせて頂いています。
作成されたQRコード画像を保存します。
こちらのサイトではサイズをいくつか指定できるのでカードのデザインに合わせて最適なものを選択して保存しましょう。
4.印刷所の選択
カードのデザインを作成する前にダウンロードカードの印刷を依頼する印刷所を決めておきましょう。
名刺サイズで作成すると100部で500円程度から作成可能です。印刷所によって入稿可能なファイル形式が異なるため予めチェックしておきましょう。
5.カードの見た目を作成
最後にダウンロードカードの見た目を作成します。
必須なものは次の2つです。
- BOOTHで作成したダウンロードカード版ページのURL
- Zipファイルを解凍するためのパスワード
両面印刷にする場合は表面をイメージ画像やキャラクターなどを使って自由にデザインすることができます。
カードがデザインできたら印刷所に入稿してあとは届くのを待つだけです。イベント当日に持っていき忘れないよう注意しましょう。