電脳世界の2015年を振り返って

電脳世界の2015年を振り返って

昨年に続き今年も当サイトの検索クエリやアクセス動向を振り返り、保存しておこうと思います。今回は2年目ということで前年のデータとの比較することができたため、どの部分がどう変化したのかを知ることができてなかなか興味深いデータとなりました。

サイトの運営方針は依然として私自身が学んだことを備忘録として残しておくことを目的としており、そのほかにもWordPressやAviUtlなど私がよく使うツールの使い方をまとめた記事も作成しました。

2014年はほぼ完全に書きたい情報だけを記事にしていたため総記事数が35しかありませんでしたが、2015年はもう少し記事数を増やしてアクセスの増減を測ってみたかったこともあり、総記事数は80まで増えています。

検索クエリ

Googleウェブマスターツールで収集したデータです。過去90日間までしか遡れなかったので2015年9/29~12/27のデータとなっています。まずは検索表示回数。

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7月~11月まで記事の更新がなかったためか検索表示回数、合計クリック数ともにほぼ一定となっています。

日々の波はあるものの、2014年に見られた「土日に表示回数が極端に低下する」という特徴は見られなくなっています。影響が薄まったのかとも思ったのですが、詳細に見てみると土日に表示回数が低下する傾向自体がなくなったようです。

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クエリを表示しようかどうか悩んだのですが表示しないことにしました。そのためここではCTRと平均掲載順位についてのみ言及します。

まず平均掲載順位ですが2014年はこのページ(このサイトで最もクリック数の多いキーワードトップ10)にある検索キーワードの平均掲載順位は4位~10位程度だったのですが、2015年は1位台のキーワードがほとんどを占めています。

それに伴いCTR(Google検索で表示された回数のうちクリックされた割合)の方も2014年はせいぜい20~30%程度だったものが、2015年は50~60%程度に上昇しています。やはり検索順位1位ともなるとクリックされる割合は絶大ですね。

セッション数

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こちらはGoogle Analyticsのデータです。こちらは1年分のデータを丸々用意することができたので2015年1/1~12/30までのデータを用意しました。

全体で見れば大きく上昇しているものの9月頃から伸びがストップしています。1月~6月までは1ヶ月に5記事程度ながらちまちま更新を行っていたため、新しく作成したページがGoogleのサイトクローラーにしっかり認識されるまで少しの時差があり、その後伸びがストップしたと考えるのが妥当でしょうか。

アクセス分析

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ページビュー数

2014年は半年間で約5000PV程度の規模でしたが、2015年は1年間で26万PVのサイトへと大きく成長しました。現在4万PV/月程度なのでこれを維持できれば年間48万PVということになります。

ページ/セッション

訪問者1人あたりのページビュー数です。2014年は1.18だったものが2015年は1.38とやや上昇しています。

記事数が増えることによって増加するのかどうか試してみたかった数字ではありますが、やはりある程度サイトのボリュームがあったほうがサイト内の回遊率は増加すると考えて良さそうです。もっとも、2014年は総記事数が35と異様に少なかったため当然といえば当然かもしれませんが。

もっと記事数があったほうが1つのサイトで多くの情報を得られるため良いと思うのですが、このあたりからはサイト内で記事にたどり着くための動線を意識しながら作成しないと、記事が埋もれてしまって必要な情報に辿りつけないといった問題もありそうです。

平均セッション時間

訪問者1人あたりの滞在時間です。こちらも2014年の51秒から1分43秒へと倍増しています。やはりサイト内のコンテンツが増えてページ/セッションが増加したことが影響しているのでしょう。

セッション時間は一概に長ければいいというものではなく、例えば特定の問題を解決したくて当サイトを訪れた方は、「記事がわかりやすければわかりやすいほど、すぐに目的を達成して離脱する」とも考えられます。この場合セッション時間が短いのは良いことです。

しかし「記事がわかりにくいので途中で読むのをやめて離脱した」ということも考えられます。この場合セッション時間が短いのは悪いことです。どの程度のセッション時間ならばユーザーの総合的な満足度が高いのかはサイトの内容によっても異なるので難しいところです。

直帰率

前年の89%という非常に高い数字から比べると80%と幾分マシになりました。

サイトの内容的にどうしても特定の情報を求めてサイトを訪問する方が多くなるためある程度高いのは仕方ないかと思っていたのですが、さすがに89%という驚異的な数字の裏にはコンテンツ不足が大きく影響していたのでしょう。

今後もコンテンツを増やしていくことによってさらに改善できそうです。

新規セッション率

新規セッション数は前年より5%程度減っています。「新規開拓ができている」という捉えかたもできますが、「リピーターがあまり残ってくれない」という見方もできます。

ただ、私が運営している他のサイトの数字や、このサイトでは会員登録などリピーターを増やす施策を行っていないことを考えれば、特に問題のない妥当な数字ではないかと思います。

総括

2014年時点では極端に少なかったコンテンツがそれなりに増えたことによって様々な数字に改善が見られました。また新たに追加したAviUtlカテゴリもそれなりのセッション数、PV数となっています。

とはいえ現在80記事とサイトとしては非常に小規模ですので、今後もコンテンツを増やしていくことによってさらにセッション数やページビュー数を伸ばしていくことはできそうです。

ただこのサイトの第一目的はアクセスを稼ぐことではなく、サイト運営を通じて私自身の知識を深めたり、書き留めておきたい知識や技術をなるべくわかりやすい形で保存しておくことですので、更新は今後も不定期になりそうです。

最後になりますが2015年当サイト「電脳世界」に関わっていただいた皆様、本年は大変お世話になりました。来年もまた当サイトおよび管理人をよろしくお願い致します。良いお年を。

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