SQLでは数値の計算をすることもできます。この記事ではMySQLデータベースに格納された値を使って何らかの計算をし、計算結果に見出しを付けて表示する方法について学びましょう。
目次
SQLでの数値計算
SQLで基本的な数値計算をするためには次のように、数値と数値を代入演算子でつなぎます。
1 + 1 -- 足し算 1 - 1 -- 引き算 1 * 1 -- 掛け算 1 / 1 -- 割り算 1 % 1 -- 剰余
実際にSELECT文で、特定のカラムの値を計算してその結果を取得してみましょう。
-- titlesという名前のテーブルがあれば削除 DROP TABLE IF EXISTS titles; -- titlesという名前のテーブルを作成 CREATE TABLE titles ( id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT, author_id INT, post_title VARCHAR(50) UNIQUE, view INT, PRIMARY KEY (id) ); -- レコードを挿入 INSERT INTO titles (author_id, post_title, view) VALUES (1, 'cMySQLとは', 30), (2, 'aSQLとはなにか', 100), (1, 'bDockerでMySQLを使う方法', 150); -- viewカラムの値に200をかけたものを取得 SELECT view * 200 FROM titles;
実行結果は次のとおりです。
view * 200 6000 20000 30000
このように計算内容(今回はview * 200)を見出しとして計算結果が取得されます。
見出しに名前を付ける
見出しに名前を付けたい場合は AS に続けて名前を記述します。
SELECT 計算内容 AS 見出しの名前 FROM テーブル名;
実際に先ほどのSQL文の見出しに名前を付けてみましょう。
-- viewカラムの値に200をかけたものを取得 SELECT view * 200 AS result FROM titles;
実行結果は次のとおりです。
result 6000 20000 30000
見出しが指定した result という名前になりました。