9.実用的なFlaskプロジェクトのディレクトリ構成

この記事ではFlaskプロジェクトのディレクトリ構成について解説します。Flaskアプリケーションは単一ファイルにまで単純化することが可能ですが、実用的なアプリケーションでは複数のモジュールからなるパッケージを構成するのが一般的です。

Flaskプロジェクトは次のようなフォルダ構成を取るのが望ましいです。

Flaskアプリケーションのディレクトリ構造

出典:Flask公式ドキュメント(https://msiz07-flask-docs-ja.readthedocs.io/ja/latest/index.html)

  • flaskr/、アプリケーションのコードとファイルを含んだPythonのpackage
  • tests/、テスト用moduleを含んだディレクトリ
  • venv/、Flaskとその他の依存対象がインストールされたPythonの仮想環境
  • インストール関連のファイル(図ではsetup.pyとMANIFEST.in)。projectをどのようにインストールするかをPythonへ伝えます。
  • 将来自分で追加するかもしれない、その他のファイル

なお、Gitなどのバージョン管理ソフトを使用している場合、プロジェクトを実行している間に生成される以下のファイルはバージョン管理ソフトから無視されるべきです。

一般的に、自分で書かないファイルは無視します。

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