Pythonの軽量Webアプリケーションフレームワーク、Flaskのインストール手順を解説します。PythonのWebアプリケーションフレームワークというとDjangoが有名ですが、flaskは標準で提供する機能が最小限になっており、初学者の練習用にうってつけです。
目次
プロジェクトディレクトリの作成
Windows10で進めていきます。
スタートボタンを右クリックしてWindows PowerShell を開きます。
プロジェクトディレクトリを作成。
ここでは flask-tutorial という名前で進めていきます。
mkdir flask-tutorial
作成したディレクトリに移動します。
cd flask-tutorial
仮想環境の作成
venvを使って、先ほど作成したプロジェクトディレクトリにPythonの仮想環境を作成します。
ここでは仮想環境の名前(フォルダ名)は venv という名前で進めていきます。
py -3 -m venv venv
![仮想環境の作成](https://denno-sekai.com/wp-content/uploads/2022/10/flask_install1.png)
venv という名前でPythonの仮想環境フォルダが作成されました。
仮想環境の有効化
作成した仮想環境を有効化(activate)します。
再び Windows PowerShell で、次のコマンドを実行します。
venv\Scripts\Activate.ps1
![仮想環境の有効化](https://denno-sekai.com/wp-content/uploads/2022/10/flask_install2.png)
このように冒頭に(venv)と表示されれば有効化完了です。
※「このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル (ファイル名) を読み込むことができません。」とエラーが発生する場合は、Windows PowerShell の実行ポリシー(ExecutionPolicy) を変更しスクリプトの実行を許可する必要があります。詳しくは下記の記事をご参照ください。
Windows PowerShell でスクリプトの実行を許可する方法
Flaskのインストール
作成した仮想環境にFlaskをインストールしましょう。
有効化した仮想環境の中で次のコマンドを実行します。
pip install Flask
![Flaskのインストール](https://denno-sekai.com/wp-content/uploads/2022/10/flask_install3.png)
これでFlaskのインストールは完了です。
仮想環境にインストール済みのパッケージを確認するには次のコマンドを実行します。
pip list
![インストール済みのパッケージを確認](https://denno-sekai.com/wp-content/uploads/2022/10/flask_install4.png)
Flaskと関連するパッケージがインストールされていることが確認できます。
仮想環境の無効化
仮想環境を無効化するには次のコマンドを実行します。
deactivate
![仮想環境の無効化](https://denno-sekai.com/wp-content/uploads/2022/10/python_venv6.png)
このように冒頭についていた仮想環境名が表示されなくなります。