昇降デスク(スタンディングデスク)の選び方【FlexiSpotなど】

引っ越しを機に昇降デスクを導入してみようと思ったのですが、値段が格安の2万円くらい~高いものだと20万円くらいまで幅があり、どこを見て何を選べばいいか戸惑ったので、色々調べた内容を記事にしてみました。

実際に使うのはこれからですが、ポイントは抑えたつもりですのである程度参考にはなると思います。

目次

昇降デスクを導入しようと思った理由

まずはじめに昇降デスクの何がいいのか、なぜ導入しようと思ったのかについて解説します。

私が昇降デスクを導入しようと思ったのは端的に「立ってデスクワークをしてみたいから」です。

というのも、私はコロナ禍でリモートワーク云々が流行る前、2012年あたりから10年以上ずっと自宅で座りっぱなしで仕事をしており、加えて過集中の癖があるため仕事の進みが良い時は気付いたら6時間経っていた、なんてことも珍しくありませんでした。

その結果、腰・肩・首の凝りが限界近く、最近では頭(後頭部らへん)まで痛くなってきて病院で診察してもらったほどです。(幸いそこまで重度ではなかったらしいですが、これで軽度となると重度はいったいどうなってしまうのか;)

そんな状態なので首ストレッチグッズを買ったりどうにか誤魔化し誤魔化しでやり過ごしていたのですが、集中力は絶好調なのに首の痛みが気になって仕事ができない、という状態はひどくもったいないと感じてもいます。

座りっぱなしが身体に良くないというのは以前から耳にしており(実際に身体でも痛いほど感じており)、スタンディングデスクや電動昇降デスクの話も耳にしてはいたのですが、今回引っ越しを機にせっかくなので買ってみよう、という経緯です。

昇降デスクの何がいいのか

前述のとおり立った状態でもデスクワークができる、というのが最大のメリットです。

ちなみに、「立って仕事をしたいのなら昇降しなくても最初から高さ100cmとかのデスクを使えばいいのでは」とちょっとよぎりましたが、「スタンディングデスク」で検索すると昇降デスクばかり出てきます。

これはちょっと考えれば納得で

  • 身長は座高以上に人によって変わる
  • 座って使うデスクは椅子で調整していたけど、立つなら机で調整するしかない

立って仕事をするデスクなら昇降機能がないと商品として成立しずらいのでしょう。

また、ずっと立ちっぱなしもそれはそれでヒザに悪いので、どうせ昇降機能を付けるなら立つ高さから座る高さまで昇降幅を持たせよう、となるのも納得です。

また、初めて使う私としては、「立って仕事をしてみてあんまりよくなかったら普通のデスクとして使えばいいか」という安心感があります。

実際に使っている人の意見として、「導入してみたけど結局普通のデスクとして使っている」方は多いようでした。

ただ私の場合、座り疲れたら血流促進のために席を離れてスクワットを始めたり、首が痛くなってきたので首のストレッチを始めたりしているので(しかもこのまま仕事続けたいモードなのに身体が痛いからという消極的な理由)、昇降機能使うんじゃないかなぁ、などと思っています。

昇降デスクの選び方

そんなわけで納得いくまでメーカーの公式ページやWeb記事、Youtubeなどを漁ってみたうえで、昇降デスクの選び方を私なりにまとめてみました。

昇降の動力

動力は大きく分けて「手動」と「電動」の2つがあります。

手動昇降はハンドルを手で回して昇降するタイプ、電動昇降はデスクに付属しているモーターで昇降するタイプ。当然電動の方が値段は高く、デスクの重量は重くなります。

仕事中に高さを切り替えて使いたい、という私の用途では、切り替えのタイミングでハンドルをキコキコする気分にはなれないので、電動が良さそうです。

また、電動にはモーターが1つのものと2つのものがあります。モーターが多い方が昇降速度は速く、モーターにかかる負担が少ないため音も静かな傾向にありますが、値段が高くなります。

※ちなみにモーター4つというものも見かけましたが、1人で使う想定の大きさではなさそうです。

昇降範囲

昇降できる高さは多くが70㎝くらいから120cmくらいまで。ここで重要なのが下限の方です。

というのもこの70cmというのは基本的に天板を含まない高さで、座った時の高さは身長180cm以上の人向けです(キーボードを操作する場合)。しかもこの70cmというのは基本的に天板を含まない高さなので、天板の厚みが2~3cmあることを考えると、身長185cmくらいないと適性の高さになってくれません。

これで思い出したのですが、私が今使っているL字デスクも高さは天板含めると75cm。そういえば高い、椅子の高さが合わせづらい、という不満を持っていました。(残念ながら昇降しないデスクも多くは高さ70cm以上です)

私が今使っている普通のL字デスク

※一応足が付けば大丈夫なので、フットレストを使って調整するという方法もあります。

ちなみに日本人男性の平均身長である172cmの場合、キーボード作業に最適な机の高さは67cm、書き仕事の場合は72cmだそうです。

さて、昇降デスクといえば有名ブランドの FlexiSpot ですが、このメーカー、3万円くらいのエントリーモデルはいずれも高さが70cmくらいまでしか下がりません。7万円くらいのモデルになってくると60cmくらいまで下がるのですが、ちょっと意図的なものを感じます。

デスク脚部の形

デスクの脚部の形も色々あります。

  • 安定性の高いエの字型
  • スペースを有効に使いやすいコの字型
  • エの字とコの字の中間っぽいもの

私は安定性を重視したいのでエの字型がいいかなーと思いますが、ここは好みですね。

デスクそのものが倒れてくるとかはそうそうないと思いますが、昇降デスクは構造上、高さを上げれば上げるほど揺れやすくなります。ものによってはキーボード作業をするとモニターが揺れて気になる、とかもあるようです。

組み立てやすさ

これはYoutubeを見た方がわかりやすいのですが、昇降デスクの組み立てはやや大変そうです。

普通の仕事用デスクは六角レンチで一人で組み立てられるものも多いのですが、昇降デスクの場合は電動ドライバーを推奨しているものが多いです。

これはメーカーも把握しているようで、FlexiSpotでは最近、組み立てを簡単にしたE9というモデルも出しています。(天板が組付け済みなので組み立てが簡単な代わりに、天板を自由に選べません。)

FLEXISPOT 電動式昇降デスク 組立簡単モデル E9

ただこちらもエントリーモデルだけあって昇降範囲の下限が73cmと高めです。

メモリ機能の有無

電動昇降デスクには上下ボタンの他に、高さをデスクに記憶させることができるメモリ機能があるものとないものがあります。

この機能の有無もあって、FlexiSpotのエントリーモデル、シングルモーターの製品ではEF1が人気のようです。

FlexiSpotのエントリーモデル EF1

重さ

昇降デスクは重いです。軽い物でも20kg程度、重い物だと35kgくらいのものもあります。これが脚部だけの重さです。

天板も約20kgあるので、合計すると平気で40kg~55kgくらいの重さになります。

これだけ重いと組み立てはどうにか1人でできたとしても、最後にひっくり返すのは1人ではまず無理です。となると引っ越しが必要になった場合も一人では準備ができなくなります。

(マジでこれ買うのか迷ってきた)

一応私が今使っている普通のL字デスクも調べたところ天板込みの重さが40kgだったので、それなりのデスクはこれくらいの重さになるっぽいです。

FlexiSpot昇降デスク比較表

天板

Amazonで調べると格安の1.5万円~2万円くらいの昇降デスクもありますが、いずれも天板が2つにわかれているタイプでした。張り合わせて1枚の天板として使うようですが、器用な方はともかく、そうでなければちょっと段差ができてしまいそうです。

微妙に段差があっても気にならないなら選択肢としてアリですが、紙に書き物をする人だと気になるかもしれません。

また、天板には素材、サイズなど色々な選択肢があるため、そのあたりもしっかり見て選びましょう。私の場合1400mm×700mmが合いそうだと思ってます。

カスタマイズ性

これはFlexiSpotの良いところなのですが、カスタマイズ性が非常に高く、様々な種類の天板を選べるだけでなく、他社の天板も設置可能だとか。(まぁドライバーで止めるのでそれはそう)

ほかにも配線スリットやモニタースタンドなども付属品に選べたり、キャスターを付けて移動可能にしたりと色々できるのが売りっぽいです。

ここらへんはこだわる人用なので私にはあまり縁がなさそう。

調べた結果買おうと思っているデスク

そんな感じで私の場合

  • 電動昇降(メモリ機能付き)
  • 昇降範囲の下限が60cm程度
  • 脚部の形はわりとなんでもいい(どちらかといえば安定性重視)
  • 組み立てやすい方がいいけど他と折り合い付かないので諦めた
  • 軽い方がいいけどもうしゃーない
  • 天板は1枚のもの
  • カスタマイズ性は不要

という感じで考えていった結果たどり着いたのがコレ。

FLEXISPOT 電動式昇降デスク E7

フッツーに上位ラインのド定番になりました。

しかしコイツ7万もする。もうちょっと安いのないか、ということで色々調べて見つけたのがコレ

LOOKIT 昇降デスク AJ-E1470

LOOKITのA-JUSTシリーズ。

これなら1400mm×700mmで5万円でいけそう。ちゃんとしたメーカーっぽいし。

※FLEXISPOT E7の耐荷重が125kgなのに対し、LOOKIT A-JUSTの耐荷重は85kgと低め。100kgの物を乗せることはないですが、耐荷重は立って作業する時のデスクの揺れづらさにも繋がる気がするので、ちょっと気になります。

ということでコレを買うつもりでいるのですが、記事書いててまたちょっと迷ってきましたw

5万かー。でも今のデスクと同じのでも3万するんだよなー…(ちなみに今のデスクは2015年に買ったときは1.5万でした。インフレ怖い;)

ただまぁ、私はもう身体が痛いので、ワンチャン改善する可能性考えたら1回使ってみる方が良さそうな気はしています。

そんな感じで今回の記事はここまでです。お疲れ様でしたー。

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