WordPressのカテゴリーベース /category/ を消す方法

WordPressはデフォルトだと、カテゴリーページのURLが自動的にhttp://example.com/category/wordpress/という形で生成されます。この/category/を消してhttp://example.com/wordpress/にする方法を、プラグインありとなしの両方でご紹介します。

プラグインなしの方法

設定→パーマリンク設定でカテゴリーベースに「.」（ドット）を入力します。

なんとこれだけでなのOKですが、この方法には条件があり、パーマリンクをカスタム構造に設定した上で/%category%/%postname%.htmlにしておかなければ、エラーが発生してページが上手く表示されません。

下記の画像のように設定すればOKです。

カテゴリーページのURLからカテゴリーベース（/category/）が取り除かれました。

記事ページのURLは画像のように、サイト名/カテゴリー名/記事タイトルor記事に設定したパーマリンク.html となります。

プラグインを使用する方法

カテゴリーベースを取り除くためのプラグインはいくつか存在しますが、有名なのは下記の2つでしょう。インストールは管理画面左側のサイドバーからプラグイン→新規追加でプラグイン名で検索してインストールをクリックすればOKです。

WP No Category Base

インストールして有効化するだけでカテゴリーベースを消すことができます。ただし、プラグインを停止するとトップページ以外の全てのページが404エラーとなるというバグがあり、実際に使ってみたところバグに遭遇しました。

再度プラグインを有効化すればエラーは解消されますが、正常にON/OFFできないとなるとWordPressのアップデートや他のプラグインとバッティングするリスクが高そうな気もします。

また、このプラグインを使用した上でカテゴリーページのスラッグを日本語にするとクロールエラーが発生し、カテゴリーページがインデックスされないという自体が発生します。

Top Level Categories

こちらもインストールして有効化するだけでカテゴリーベースを消してくれます。ただし、パーマリンクの設定によってはカテゴリーやアーカイブなどの2ページ目以降が正常にリンクされないこともあるようです。

不具合が発生するようであればバグ解消のためのプラグイン「Top Level Categories Fix」をインストールして下さい。

私が使っている方法

私はWordPress SEO by Yoastというプラグインを使っており、その機能の一つにカテゴリーベースを消すものがあるため、それを使っています。

このプラグインもWP No Category Base同様、カテゴリーベースを消したうえでスラッグを日本語にするとクローラーに正しく認識されないというエラーが発生します。詳しくは下記の記事をご覧ください。

WordPressのカテゴリーベースを消すと404エラーが発生した

ただし、上の画像に英語で記述があるのですがWordPress SEO by Yoastはこの機能を推奨していません。その理由を「SEO的にそれほど効果がなく、その割にこの手の機能はバグが発生することが多いため」としています。

確かに上で紹介したプラグインも2つともバグに関する但し書きが必要でしたし、URLに/category/が入っていても実用性はそこまで損なわれないようにも思えます。私のサイトでも/category/を消していないサイトが一つありますが、それなりにアクセスもあり、今のところ特に問題は感じていません。

リスク対リターンを考えるとカテゴリーベースはそのままにしておくのも一つの考えかもしれません。