RPGツクールMVではイベントコマンドを使うことでピクチャ(画像)をカットイン(即座に表示)させることができますが、ゲーム内容やシーンによってはピクチャをフェードイン(ゆっくりと表示)させたい場合があります。この記事ではその方法を解説します。
まずはイベントコマンド「ピクチャの表示」を使います。
カットインさせる時と異なるのは『合成』の項にある「不透明度」を0にしていることです。こうすることでまずは画像を完全に透明な状態で表示します。
この段階では画像の表示処理はされているものの、プレイヤーの目には見えません。
次にイベントコマンド「ピクチャの移動」を使います。
- ピクチャ番号:先程のピクチャに指定したのと同じものを指定
- 位置:先ほどのピクチャと同様
- 拡大率:先ほどと同様
- 合成:不透明度255(完全に表示)
- 時間:フェードインさせる時間、画像では60フレームですので1秒かけてピクチャがフェードインします
察しがつくかもしれませんがこの「ピクチャの移動」を使うことで画像をズームイン・ズームアウトしたり、スクロールさせることが可能です。
今回の処理とは逆に不透明度を255から0にすることでフェードアウトさせることもできます。
例として作ってみたイベントです。
赤色の渦巻きのようなものを調べるとピクチャ(画像)が1秒間かけてフェードインします。