Gitコマンドの一つ、git log は過去のコミット履歴を表示するコマンドです。自分が過去に行ったコミットや他の開発者のコミット履歴を確認したい時に使います。特に複数人でのチーム開発において威力を発揮するコマンドです。
目次
git log とは
git log は過去のコミット履歴をコミットメッセージの一覧という形で表示するコマンドです。
表示されるのはあくまでコミットメッセージなので、効果的に使うにはコミットする際に一目でわかるコミットメッセージを普段から書いておくことが重要です。
git log の使い方
実際に git log コマンドを使ってみましょう。
今回はローカルリポジトリに index.html というファイルを用意し、何度か変更とコミットをしておきました。
git log コマンドを実行してみます。
git log
コミット履歴が表示されました。
「add new file」というのがコミットメッセージです。
git log で使用可能なオプション
git log コマンドにつけられるオプションには下記のようなものがあります。
特定のファイルのログのみを表示する
git log sample.html
git log の後にファイル名を追加するとそのファイルのログのみが表示されます。
ブランチを指定して表示する
git log master
上記の場合は master ブランチのログのみが表示されます。
ファイル毎の削除、追加行数を表示
git log --numstat
変更したファイル名を表示
git log --name-status
最新のログを件数を指定して表示
git log -5
上記の場合最新のコミットを5件表示します。
日付を指定してログを表示する
git log --since=2018-8-31 git log --until=2018-8-31 git log --since=2018-8-1 --until=2018-8-31
since はその日付以降のログを、until はその日付以前のログを表示します。
これらを組み合わせて特定の日付の範囲内のログを表示することも可能です。
ログを1行で表示する
git log --oneline
全ての情報を表示する
git log --pretty=fuller
日付を表示しない
git log --pretty=short
グラフ形式で表示する
git log --graph